Greetings 挨拶

 日本は1か月あたり数万回の地震が発生する世界的にも有数の地震大国であり、地震被害の軽減は重要
な社会課題の一つです。また近年、ビッグデータ解析やAIの活用など、情報科学は著しく進展しています。地震
調査研究における研究手法に加え、こうした新たな手法による先進的な研究が求められることから、「情報科学
×地震学」のプロジェクトとしてSTAR-Eプロジェクトが立ち上がりました。
 今回、STAR-Eプロジェクトの取組の一環として、中高生を対象として、「地震・測地データの活用方策」を
テーマにアイデアコンテスト
を開催することといたしました。

STAR-E プロジェクトについて

 STAR-Eプロジェクトは、情報科学の知見を採り入れた新たな地震調査研究を推進するためのプロジェクトです。
「情報科学×地震学」の両分野の連携を促進する様々な取組により、分野全体の発展を目指しています。
 HP:https://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/jishin/projects/index.html

About 概要

イベント名 2024年度STAR-Eプロジェクト 研究者・学生・生徒向けイベント
地震・測地データ活用アイデアコンテスト
対象 情報科学や地震学に関心のある中高生、高専生、大学生 等
参加費 無料
定員 最大50組
参加方法 個人又はチームで参加することができます
※チームで申し込む場合は、代表者のみ申し込みをしてください。
主催 文部科学省(事務局:EY新日本有限責任監査法人)
スケジュール

提出可能なアイデアは1個人または1チーム1つまでとさせていただきます。具体的な提出先等の情報は参加登録締め切り後に改めてお知らせいたします。
※ご提供いただいた個人情報は、事務局(文部科学省、EY新日本有限責任監査法人(本事業に係る委託事業者) )が、本イベントの運営においてのみ使用し、事務局においてその保護について万全を期すとともに、ご本人の同意なしに事務局及び登壇者以外の第三者に開示、提供することはございません。

講義

※参加登録をいただきましたら、マイページより講義動画の視聴と講義資料のダウンロードができるようになります。

参加登録をいただいた方への配布資料(募集〆切後の7月8日にメールで配布予定)

①アイデアの提出方法やフォーマット、審査スケジュール等の案内

②STAR-Eプロジェクトにおける地震データの活用事例

③地震・測地データの一覧

④アイデア出しの手順や、アイデアを整理するための参考資料

※はじめてアイデアコンテストに参加する方や、地震・測地データをはじめて学ぶ方でもアイデアを考えやすいよう、参考資料の配布だけではなく、コミュニケーションツール(SLACK)を用いたオンライン相談窓口の設置や、審査員との相談会も開催予定です。

検討いただくアイデアのイメージ ※以下に限定されず、自由に発想いただいて問題ありません

✔地震・測地データを活用した新たなビジネス・研究のアイデア

✔生成AI(Chat GPTなど)を用いた地震・測地データの新たな活用方法

✔地震・測地データと結び付けたら面白いデータとその活用方法

✔地域の安心・安全の向上に向けた地震・測地データの活用方法

昨年度の受賞アイデア

● 最優秀賞

アイデア名:ゆらゆら家具ら! 〜地震からおうちを守ろう〜
アイデアの概要:スマートフォンのセンサー類などを利用 しながら、空間および家具類の配置ならびにその空間を認識し、地震発生時の家 具類の挙動およびそれに付随するリスクを推測。地震発生に伴い、家具転倒のリスクが高い場合には、配置や形状に関する改善策(配置を変える、耐震マットや ストッパーの導入等)を提案するアプリ。

● 情報科学×地震学奨励賞

アイデア名:機械学習と数値モデリングを用いたアウターライズ地震発生の物理的モデルの構築
アイデアの概要:機械学習の手法を用いて、各地域でのアウターライズ地震と海溝型地震の関連性、アウターライズ地震発生の経験則を導き、数値モデリングの手法を用いたアウターライズ地震発生の物理的モデルを構築。構築した物理的モデルに基づき、リアルタイム観測データを用いたアウターライズ地震の活動の定量的評価により高精度中長期予測を可能にし、将来の地震津波災害による被害の低減を目指す。

● アイデア大賞

アイデア名:都市直下型地震の予兆をとらえるための コンビニエンスストアの活⽤
アイデアの概要:設置交渉やメンテナンス、データ分析の しやすさを考慮し、都市にあるコンビニの各店舗に地殻変動をとらえる GNSS (GPS)観測装置を設置することにより、 観測地点の間隔が狭くとれることで都市部の直下型地震(震度6以上想定)の前兆をとらえることができる。

1次審査・最終審査項目

※必ずしも地震・測地データの具体的な分析・可視化方法等のアイデアを提出する必要はありませんが、上記のFやGが審査項目に含まれているため、具体的かつ情報科学や地震学の知見を用いたアイデアであることが期待されます。
※状況に応じて審査項目が変わる可能性がございます。確定次第改めてお知らせいたします。

表彰

※現在のところ、上記の4つの表彰を予定しております。確定次第改めてお知らせいたします。

最終審査会の想定プログラム

2024年8月24日(土)予定

※オンライン・オフラインのハイブリッド開催を予定しておりますが、1次審査通過者は可能な限りオフラインでの参加が望まれます。
※会場は東京のほか、仙台にもサテライト会場を設置予定です。
※現状想定しているプログラムであるため、若干変更が生じる可能性もあります。プログラムが確定次第、改めてお知らせいたします。

審査員※アイデア検討時に相談することもできます

樋口 知之 氏

STAR-Eプロジェクトマネージャー

内出 崇彦 氏

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
地質調査総合センター  活断層・火山研究部門
上級主任研究員

加納 将行 氏

東北大学大学院理学研究科
地球物理学専攻 助教

久保 久彦 氏

国立研究開発法人防災科学技術研究所
地震津波火山ネットワークセンター 主任研究員

長尾 大道 氏

東京大学地震研究所
計算地球科学研究センター、
東京大学大学院 情報理工学系研究科
数理情報学専攻
准教授

矢野 恵佑 氏

情報・システム研究機構 統計数理研究所
数理・推論研究系 准教授

Exhibit 展示

 

1.成果物の帰属
本イベントにおいて参加者が作成した資料、文章、スケッチ、図、写真、音声その他一切の成果物(以下「成果物」という。)に関する著作権(著作権法第 27 条および第 28 条の権利その他の権利を含む)、特許権、実用新案権、意匠権、商標権等の知的財産権(それらの権利を取得し、またはそれらの権利につき登録等を出願する権利も含むものとする。以下「知的財産権」という。)、その他一切の権利は、作成した参加者(チームで参加した場合は所属するチーム)に帰属します。

2.情報の公開と第三者の利用
応募者は、本イベントを通して創出されたアイデア、ノウハウ、コンセプト、成果物等(以下、「アイデア等」とします。)の公開、および、共有財産(パブリックドメイン)として第三者が自由に利用することができることに同意するものとします。ただし、権利を有する参加者から、アイデアに関する情報を公開しないよう最終審査会終了後15日以内に申出があった場合には、主催者等はアイデアの公開を協議する等、参加者の権利のために適切な措置を講じるよう努めます。

3.参加者の肖像権
主催者等は、情報発信のため本イベントの写真及び動画を任意の媒体において公開することがあります。参加者の顔写真が含まれた写真等も撮影及び公開されることがありますので、参加者は撮影及び公開に同意したうえで、本イベントに参加するものとします。

4.参加者の秘密情報
参加者は、本イベントにおけるアイデアおよび成果物の取扱いを十分に理解したうえで、秘匿しておきたい秘密情報を本イベントにおいて提供しないようご留意ください。

5.主催者側の秘密情報
本イベントにおいて主催者等が参加者に対し、秘密であることを明示した秘密情報を提供した場合、参加者はその秘密情報の取扱いに関し、主催者等の指示に従わなければならないものとします。

6.権利侵害の防止
参加者は、本イベントにおいて、法令および公序良俗に違反せず、また、第三者の知的財産権その他一切の権利を侵害してはならないものとします。

7.免責事項
本イベントに参加中の事故等により参加者が生命身体もしくは財産上の損害を被った場合、その損害は参加者自身が負担し、主催者に何ら請求することはできません。また、主催者側の事情等により、本イベントの開催が延期もしくは中止された場合においても、主催者側に対して損害賠償の請求を行わないものとします。

8.その他
本規約に定める事項以外の事項は主催者等と参加者の協議により定めるものとし、協議にあたっては両者が誠意をもって対応することとします。

申し込みをキャンセルしますが、よろしいですか。